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Ｃ'ｓ Ukiyo-e Museum |
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ちりめん本『日本昔噺』シリーズ |
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| Japanese Fairy Tale Series No11.-No.15 | |||
| 第十一号から第十五号 | |||
＊八十神が因幡の八上比売に求婚の旅に出かけた際、赤裸の兔に出会い、兔に塩水に浸かり風に吹かれると治ると教えた。兔は、島から陸に行く際に、鰐を騙し並べさせ、その上を渡ったが、それがばれてしまい、鰐に皮を剥がされていた。その後、八十神の荷物を持ち遅れて通りかかった八十一番目の神（大国主命）が、苦しむ兔に、淡水で身を洗って蒲の花の上に転がるとよいと教えたところ、兔の傷は癒えた。兔は、この神こそ、八上比売への求婚に成功し、国を得るだろうと予告したが、その通りになった。 |
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＊狩人に荒らされ、森には一匹の狸と親子狐だけが残った。ここで、狸が策を巡らせ、人間に化けた母狐が死んだ振りをした狸を売って食料を得、その後狸は逃げてきた。次ぎに、役を入れ替えたところ、狸は裏切って母狐を殺させ、食料を独占した。子狐は、化け比べを提案し、通りかかった大名行列に子狐がいるかのように思わせ、大名駕籠に近寄った狸を家来に斬らせ、仇討ちに成功した。 |
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＊竜王は、妃の病が重く、治すためには生きた猿の肝を食べればよいと知ったので、猿を連れてくるように海月を使いに出した。海月は猿を見つけ、竜宮のすばらしいことを言い聞かせ、猿を背に乗せた。その途中に、海月は猿に事の顛末を話してしまったので、猿は肝を陸の木の枝に掛けたまま忘れてきたと告げ、引き替えさせた。陸に戻った猿は、肝は誰かに取られしまってないと海月に言い、そのまま逃げてしまった。竜王は、帰ってきた海月の話を聞いて、大変激怒し、一本の骨も残らず、海月を叩きのめした。それ以来、海月は骨が無くなった。 |
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＊弟の山幸彦 Fire-Fade は、兄の海幸彦 Fire-Flash の大切にする釣り針を失くし、兄を怒らせてしまった。そこに、塩土翁が現れて、弟は海神の宮殿へ行かされた。弟はそこで海神の娘と結婚したが、三年経ったある夜、海神によって鯛の口から兄の釣り針を見つけてもらい、故郷へ帰ることができた。海神の力で、弟は豊作に、兄は凶作になったので、兄は恨みに思い弟を殺そうとする。しかし、海神に貰った潮満玉で兄を溺れさせた後、潮干玉で助け服従させた。 |
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＊俵藤太（藤原秀郷）が、琵琶湖畔の川に架かる橋を渡ろうとすると、大蛇が横たわっていたが、構わず踏みつけた。すると大蛇は小人に変じ、自分は湖底に住む者であり、三上山に住む百足退治を頼むという。藤太が承諾すると、湖底の宮殿に連れられ歓待を受ける。その時、大百足が現れたので、藤太は大弓で百足の目を射抜き退治したところ、銅の釣り鐘などの財宝やいくら出しても尽きない米俵などを得ることとなった。なお、鐘は三井寺に納められたという。 |
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| NPO長野浮世絵研究会 |
