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Ｃ'ｓ Ukiyo-e Museum |
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ちりめん本『日本昔噺』シリーズ |
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| Japanese Fairy Tale Series No1.-No.5 | |
| 第一号から第五号 | |
＊昔々…で始まる桃太郎の話。川に洗濯にて来ていた婆さんは、流れてきた桃を家に持ち帰り、山の柴刈りから戻ってきた爺さんと桃を割ろうとしたところ、中から男の子が生まれたので、桃太郎と名付けた。元気に育った桃太郎は、鬼ヶ島に宝を取りに行くという。桃太郎は、爺さんと婆さんにきび団子を作ってもらい、鬼退治に出かけた。その途中、犬、雉、猿にきび団子を与え、仲間にした。彼らの協力を得て鬼退治に成功し、多くの宝を持ち帰った。 |
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＊婆さんが飼っていた雀が、隣の意地悪婆さんの糊を舐めたため、舌を切られ逃がされてしまった。そこで婆さんは爺さんとともに雀を探したところ、雀の宿にたどり着き、歓待を受けることとなった。帰り際に、大きな葛籠と小さな葛籠のどちらかを土産に選ぶように言われたので、小さな葛籠を持ち帰ったところ、多くの宝物が出てきた。それを知った意地悪婆さんも、真似をして雀の宿に行き、大きな葛籠を選んで持ち帰った。そして、ふたを開けると中から化け物が出てきて、意地悪婆さんは八つ裂きにされた。 |
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＊蟹のおむすびを猿が柿の種と交換した。蟹の植えた柿は、やがて沢山の実をつけたが、猿は熟した柿を独り占めにし、青い柿を蟹は投げつけ、大怪我をさせた。怪我をした蟹の一族は憤り、猿の一族に戦いを臨んだが、負けてしまう。そこで、蟹に相談された臼達はある策を練った。まず停戦を申し入れ、猿の王を家に招き、囲炉裏の脇に座った猿に火中の玉子が爆発し、逃げる猿を蜂が刺し、棚から杵そして屋根から臼が体当たりして、最後に、蟹の一族が猿を切り刻んだのである。 |
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第四号 「花咲爺」
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| ＊老夫婦の飼っていた犬が引っ掻いた場所を爺さんが掘ると黄金が出てきた。それを知った意地悪爺さんが犬を借りて、やはり犬の引っ掻いた場所を掘ると汚物が出てきたので、怒って犬を殺し木の下に埋めた。悲しんだ爺さんは、その木を切って臼を作り、麦を搗いたところ麦が増えた。今度は、その臼を借りた意地悪爺さんが麦を搗くと割れたので、臼をばらばらに壊して薪にして燃やしてしまった。良爺さんは、その灰を撒き、枯れ木に花を咲かせ殿様から褒美を貰ったが、意地悪爺さんが灰を撒くと殿様の目に入り、意地悪爺さんは懲らしめられ死んだという。 ＊明治十八年初版 ＊Translater:Davit Thompson ＊ブログ『浮世絵と田舎暮らし』「花咲爺」参照 |
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＊爺さんが悪さをする狸を捕まえて梁に吊しておいたところ、爺さんの留守中に婆さんを騙して逃げ、婆さんを殺して鍋にしてしまった。嘆き悲しんでいる爺さんに兔が仇討ちを申し出た。兔は炒り豆で狸をおびき出し、干し草を背負わせて火をつけ、火傷で寝込む狸に薬と偽って唐辛子の膏薬をはった。さらに、魚捕りに誘い出し、兔は木の舟に乗り、狸は泥の舟に乗り、その泥舟が水に溶けたので、狸は溺死した。 |
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| NPO長野浮世絵研究会 | |
